約10年ぶりの Windowsデスクトップ
Chromeのフォントを変更する記事で最近開発用の Windows PCを購入したことを書きました。
Windows版 Chromeを Chrome OS版 Chromeと同じフォントにする方法
その PCは秋葉原で静音パソコンに特化したショップとして有名な所の BTOパソコンなのですが、約10年前に利用していた頃は何台買っても全く問題なかったのが今回は返品するほどではないもののトラブル続きで酷いためその内容をまとめたいと思います。ちなみに購入したのは下記のキューブ型ベアボーンを使用した BTOパソコンです。
トラブル 1:購入1週間で Windows起動不能
ショップには Windows 10のプリインストールをお願いして購入したのですが、購入1週間で Windowsが起動不能になりました。スタートアップ修復を行っても修復できない致命的なトラブルです。
原因
スタートアップ修復のログファイル(SrtTrail.txt)を参照すると以下の様になっていました。ディスクの初期不良かと Windowsの再インストール後にディスクチェックを念入りに行いましたがディスクには問題ありませんでした。
見つかった根本的な原因:
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ブートの重要なファイル c:\efi\microsoft\boot\resources\custom\bootres.dll が壊れています。
修復操作: ファイルの修復
結果: 失敗しました。エラー コード = 0xc1
所要時間 = 1110 ミリ秒
対策
Windows 10のインストールディスクから Windowsの再インストールを行いました。
トラブル 2:大量の WHEA-Logger イベントID 17
パソコンの動作自体には問題ないのですが、購入時からイベントログに大量の「WHEA-Logger イベントID 17」の警告が出力されます。このイベントログについてインターネットを検索すると、原因の特定や対策はかなり難しいもののようで気持ち悪いと感じつつも放置するしかありませんでした。
原因
M.2接続拡張カード WLN-Mを接続していたのが原因でした。
対策
M.2接続拡張カード WLN-Mを取り外す事で「WHEA-Logger イベントID 17」は出力されなくなりました。
トラブル 3:ディスプレイ省電力の不具合
ディスプレイの解像度は通常フルHD(1920×1080)で利用しているのですが、ディスプレイが省電力モードになると USB機器を取り外した時の音がして解像度の設定が低い設定ものに変わってしまう現象が発生しました。省電力から復帰するとフルHDに戻るのですが、開いていたアプリのウィンドウサイズが省電力中の低い解像度のサイズに強制変更されてしまうという非常に困った状態でした。
原因
Intel製 ディスプレイ ドライバー Version 24.20.100.6291の不具合でした。(Shuttleのサイトで公開されているバージョン)
対策
Intel製 ディスプレイ ドライバー Version 25.20.100.6444にアップデートすると解消されました。(Intelのサイトで公開されているバージョン)
【2018/12/09 19:00 追記】
ドライバーのアップデートだけでは不具合は解消されていませんでした。引き続き原因を調査していきます。
トラブル 4:無線LANモジュールの不調
前述の M.2接続拡張カード WLN-Mで無線接続していたのですが、毎日1回くらいの頻度で Windowsが通信不能になりました。他の機器の通信には問題がなかったので無線ルーターが原因とは考えにくい状況でした。
原因
M.2接続拡張カード WLN-Mを使用していたのが原因でした。
対策
M.2接続拡張カード WLN-Mの使用を中止して有線LAN + イーサーネットコンバーターで運用するように変更しました。これによってトラブル 2も同時に解決されました。ちなみにイーサーネットコンバーターとして利用したのは下記の Wi-Fi中継機です。
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NEC エヌイーシー PA-W1200EX 無線LAN(wi-fi)中継機 [ac/n/a/g/b][無線LAN 中継器 PAW1200EX] 価格:6,578円 |
ショップというより Shuttle社の品質低下が根本原因か?
このショップの Shuttle社のベアボーンを利用した BTOパソコンを購入するのは 5~6台目くらいなのですが流石に今回のトラブルの連続は辟易としました。ショップはパーツを組み立てるだけなので根本的な原因は Shuttle社のベアボーンやパーツが以前より品質低下したせいではないかと思います。